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書く書くいってずっと長引いてた王サイド話を・・・。
完全引越し前にどうにかUPします。
おとといの日曜に部屋の中の半分を運び出しまして、現在冷蔵庫、洗濯機、炊飯器などありませんw
家事しなくていいやと思ったら散乱した小物や書類類の片づけでそれどころじゃなかった罠。
ま、とりあえず前作の続き(?)、王様サイドをどぞ。


『コムギはよく無理をする。
自分が言わなければどんなに疲れようともひたすらに軍儀を打ち続ける。
そのためときどき顔をあげ、様子を伺うのだがそのときふと、彼女の髪になにか白い綿のようなものがついているのを見つけた。
(埃か?)
特に意識をしたわけではなかった。
ただなんとなくとろうと手を伸ばし、指が軽くコムギの髪に触れた途端、その体がびくりと竦んだ。
反射的に指をひく。と同時に、これまで感じたことのない怒りのような苛立ちのような、悲しみのような言葉に出来ない感情が王の動きを凍らせた。
「…余が恐ろしいか」
初めて口にした言葉。
相手にどう思われるかなど気にしたことはなかった。
むしろ、人に感情があるなど考えたこともなかった。
(答えを聞いて、どうする)
無益な質問をした。
だが取り消すことができない。
「へ、いえっ、ち、違うんです!あ、あの、これはクセでして。いえ、というか条件反射というか、と、とにかく違うんです。申し訳ございませんっ」
焦りながらも必死に否定するコムギを見て少し心が落ち着くものの、弁解の中にあった条件反射という話に疑問を感じる。
「どういうことだ?」
その後のコムギの言葉に感じたのははっきりとした怒り。
もちろんコムギ相手にではない。
話に出てきた見たことも無い人物に対してだ。
(コムギを打つだと?)
それは王にとって許されない行為だった。
理由などない、今すぐそいつらの首を吹っ飛ばしてしまいたい。
反射的に身をすくめてしまうようになった理由を聞けば聞くほど暗い怒りが湧き起こる。
破壊への衝動が体を支配しそうだ。
「もうよい!」
もう十分だった。
蔑まれる過去をさも当然の出来事だったように話すコムギの姿に、すぐに王は自分が今すべきはそのけしからん奴らに殺意を抱くことではないと思い直した。
教えてやらねばならない。
この見えぬ傷を持った女にその深さを。
「良いか」
再び手を伸ばし指がその髪に触れると、一瞬コムギは身を硬くしたが今度はそのまま手を止めず頭の上に置いた。
混乱したように口をぱくぱくさせるコムギに言い聞かせるように、王はなるべくゆっくり言う。
「ここではだれもそなたを打たない」
(そんな不届き者は余が始末してやる)
実際そんな物騒な思いもあったがそれは心の中だけにした。
「その身を守ることはあっても傷つけることはない。覚えておけ」
(だからもう自分で自分を貶めるようなことは言うな…)
「は、はいっ」
さて、頭に置いたままのこの手をどうしようと一案し、ただ離すのもなんなので一撫でするとコムギは感極まったように震え、次いで大粒の涙をこぼした。
「ありがとうございますうぅぅ!!」
(だからなぜ泣くのだ!!)
滝のように涙を流すコムギを前にどうしたらいいかさっぱりわからないので、王は泣く必要はないというようにもう一度彼女の頭を撫でた。』



あれ?
最後の一文違うんじゃ?と思った方いるかもしれません。
すみません、以前からあのラスト気に入らなかったので昨日novelのほうで地味に最後だけ変えました(爆)
あともうひとつ、めっさ短いコムギの話を…。
あくまで妄想。あとで本編でそのときの話出てきても比較なんてしちゃいやん☆



『なにが起きたのかわからなかった。
突然の轟音と共になにかが自分の腹を通り抜け、じわりと熱いものが傷口からあふれ出る。
とても熱い、いや、これは痛いのだろうか。
力が抜けその場に倒れこんだものの、なぜか頭ははっきりしていた。
(総帥様は、御無事だろうか…)
天井が崩れる音を聞きながら、それでも王は自分で自分を守れる強い人だと、不思議と安心できた。
じくじくとした痛みが脈を打つように広がり、にじんだ血が服を濡らす。
コムギは気を失わないように努力をした。
総帥様を待たなければ。
優しいあの方に自分の口できちんと「大丈夫です」と言おう。
あぁでもこんな状態で言ってもいけない。せめて体を起こさないと…。
思うことは出来ても自由の利かない手足に珍しく苛立ちを感じる。
(申し訳、ありません)
軍儀盤の前でただ待つことすらできなかった。
もう意識を保つことも困難になってきている。
数秒のことがコムギには1分にも2分にも感じられた。
「総帥…様…」
ごめんなさい。
流れ出る血と比例するように意識が薄れ、謝罪の言葉を思い浮かべながらコムギは深い闇に沈んでいった。』



コムギはきっと、王様のことばかりで自分二の次っぽいなーとかとか。
ほんとふたりには幸せになって欲しい。せつないわ。
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恒例の立ち読みしてきました、ジャンプ。
明日、買ってきます。うん、十年以上ぶりに購入しちゃうよ。
それくらい今週のH×Hはやばい!!!!

これまで萌えるだけだった王様に惚れました。
いやまぢで。
なんだこのかっこよさ!!!この人にならついていっても大丈夫、幸せになれるよコムギ!!!
怒りでも悲しみでもない、そんな表情の王様の感情が読めない。
ショックがでかすぎて逆に冷静になったのだろうか。
というか、傷ついたコムギを横たえているときの王様の手が、手が、コムギの頬をやさしく・・・あああああああああ!!!!!
萌え死ぬマジで!!!
なにこのツボ展開!!
ピトーが治療を始めたコムギは死なない、絶対。
だって、涙でちゃうくらい王様に心酔(?)したピトーがその命令をまさに命をかけて守ると思うから。
だからお願い王様、コムギの、護衛3人組のために生きて戻ってね。

見た目寄生獣のユピーは有利なのかピンチなのか。
死なない程度にがんばれ!とりあえず足止めできればいいよ><
そして王部屋に駆け込んだプフが出てこないことが気になる。
まっさきに王を目指したプフよりピトーが先に?
プフどうしたの?!


>リンク
王ムギサイトを2件追加しました。
こっそり(?)相互にしてみたり(*ノノ)
こんな辺境サイトを見つけてくださりありがとうございます♪
リンクしたことまずかったらお知らせください。
チキンな私はいろんなサイトさんを巡ったりして、今週のジャンプの感想を読みまくりました。
「コムギ死亡」とネタバレされ、萎えていたんですがどうやら死んだと確定してはいない模様。

よし!と覚悟を決めて今日読んできました。
まず最初にユピーの寄生獣化。
めっさ多いらしい念にちょっと「ほっ」。
そこまでピンチじゃないっぽい?
ピトーが思ったより王様に忠実で感動。がんばれピトー、今後はきみの能力にかかっている!(かもしれない)
そしてなによりもコムギ!
う、美しい・・・。
腹が血だらけというショックよりコムギのその姿の美しさに惚れ直した。
半分ほどけた髪がまた彼女を大人っぽくしててもうごっついツボ。
来週はたぶん描かれていなかった間の王とコムギが主役じゃないかな?

とりあえずコムギは死なない!
だってここでコムギが死んじゃったら王様の心の成長もここで終わっちゃう!
そんなあっさり終わらせないよね?冨樫さん。
某コムギ板に荒らしが沸いた上になんだか曰くネタバレを投下するKYが・・・。
そのネタが本当かどうかはわかりませんが、めっさ萎えた。
なにそれ・・・。
嘘かもしれないけどもう来週のジャンプも読みたくない。
せめて読んでショックを受けるならまだしも・・・。
はぁ、萎える。

もう王ムギ関連のUP無いかも。



はぁ・・・・・・。
来週で5ヶ月になるんですが、お、おなかが恐ろしいことに・・・!!
あまりのふくれっぷりにおそるおそる体重計に乗ってみたんですがとくに増えてはいませんでした。
ってことはこれは太ったんでなく、妊娠によるおなかでいいの・・・かな・・・?
とにかく普段から体型が気になっている自分にはガクブル状態です(((((;゚Д゚)))))

さて、なんとなく王ムギssが週1ペースになっているので今週分を書いてみました。
くどいようですがここは下書きで。


それは本当にささいな出来事。
軍儀盤に向かい合って座っているコムギの髪にゴミがついているのを王が見つけ、無意識にその頭の上に手を伸ばした。
するとコムギが怯えたようにびくっと身を縮めたのだ。
「…余が恐ろしいか」
そのほんの一瞬のしぐさはかなり王を不快にさせた。
人間に恐れられるのは慣れているはずなのに、コムギにだけはそう思われていると思っていなかったからかもしれない。
「へ、いえっ、ち、違うんです!」
声の調子からかなり怒らせてしまったと悟ったコムギは必死に弁解した。
「あ、あの、これはクセでして。いえ、というか条件反射というか、と、とにかく違うんです。申し訳ございませんっ」
どもりながらも一生懸命謝る。
頭の中はすでにパニックだ。
「どういうことだ?」
王の口調は相変わらず冷静で、やはりまだ多少怒りは感じるもののその静かな話し方が多少彼女の心を落ち着けた。
「はい、ワダすはこの通り鈍くさいので、よく家族や周りの人を怒らせたりイラつかせたりすてしまうんです。それで、その、ぶた
れることが多くて…」
コムギは小さいころから本当によく打たれた。
頭や顔を殴られたり打たれたりするだけでなく、蹴られたことも何度かある。
それが普通だったし、今更怖がる理由もないはずなのだが体は勝手に痛みを少しでも軽くすべく、反射的に身を縮めてしまうようになっていた。
それはもう、頭の上に手がくるだけでも反応してしまうほど日常的なことだった。
「な、なので決して総帥様のことを怖がるとかそのようなことは…」
「もうよい!」
(よ、余計機嫌を損ねてしまった?!)
言い訳をするコムギの言葉を途中で遮った王は明らかに最初より不機嫌になっていた。
自分の話が王を怒らせてしまったのだと冷や汗をかき、これ以上何か言って状況を悪化させてはいけないと口を閉じる。
もう泣きそうだった。
「良いか」
再び王はコムギの頭へ手を伸ばす。
わかっているのに身を縮めてしまう自分を止めることができず、申し訳なさと共に悲しくなる。
(あぁ、また怒らせてしまう!)
だが今度は王の手が止まることはなく、かるくコムギの頭の上に置かれた。
「?」
「ここではだれもそなたを打たない」
「あ…」
優しい声だった。
「その身を守ることはあっても傷つけることはない。覚えておけ」
「は、はいっ」
頭に置かれた手はかすかにコムギを撫でるように動くと離れた。
「う、あう…」
我慢の限界だった。
さっきまで悲しさで込み上げていた涙が今、喜びで溢れる。
「ありがとうございますうぅぅ!!」
大声を上げて泣くコムギに王は一言「こんなことで泣くな」と静かに言った。




このときの王様の心境も書くか悩み中。
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