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NOVELのところにKOF,頂き物のほかにOTHERの項目を増やして王ムギを載せようかなぁと画策中。
もち昨日のだけじゃさすがに短すぎるので王サイドのssも合わせて1話に。それでもめっさ短いですが(笑)
んで今後他にもKOF以外で好きなカップリング話を書いてUPできたらなぁと思います。

さっそく、昨日のコムギと対になる王サイド。なんか微妙にいまいちなんでUPするときは多少修正加えます。
KOF目当てで来てる方ごめんなさいね、たぶん連載の10週の間に王ムギ王ムギ言うの終わると思いますから!きっと・・・ふたり死んじゃうからさ・・・・凹




(余は…王。だが王とはなんなのだ)
生まれた時、自分はこの世で最上の、誰に従うことも許されない、そしてすべてを支配する至高の存在であるとすでに知っていた。
(名前無く、王というだけの存在であればそれはただの記号にすぎないではないか)
本当は彼にはキメラ・アントの女王である母がつけた「メルエム」という名がある。だがそれを聞いた者は女王を看取った配下ただ一人。
王もそしてその直属護衛の3人も知らなかった。
『総帥様のお名前は、何とおっしゃられるのですか?』
コムギの問いは、王に自分の存在について大きな疑問を抱かせた。
おかしい。
ずっとおかしい。
あのアカズの少女が来てからずっと余はおかしい。
すべては力、この世で自分以上の能力の持ち主はおらず絶対的な存在。
その完全なる存在の余がなにを戸惑うことがある。
あんなちっぽけで脆弱な存在になぜこんな心惑わされるのだ!
それは屈辱でしかない。
だから殺す…はずだった。
指一本で弾くだけでも目的は達成される、それは容易いこと。
それなのに。
(脆すぎるのだあれは)
そう、きっとそうだ。
たかが盤上競技とは言え、自分をことごとく負かした相手には違いない。そんな相手を自分の得意な分野で倒すのはプライドが許さない。
そうに違いない。
それ以外の理由などあってはならないのだ。
では鴉に襲われ、傷だらけになった姿を見たときのあの思いはなんだ?
こんな簡単に傷つき、下手すれば死んでしまう。
自分が助けてやらねば生きていけない。
これまでは奪うだけだった命。助けたのはあれが初めてだった。
そして守らなくてはいけないと思ったのも。
(この感情はなんなのだ!)
それは愛しいと思う感情。
だが、『王』は非情で強く賢くあるべきと生まれながら刷り込まれた彼に理解することはできず、コムギを思うときに起こる胸を締め付け苦しめる思いに今は苛立ちを覚えるだけだった。



>カジュウ様
来ていただいてありがとうございます♪
せめて連載の間はあの二人をめいいっぱい応援するつもりです><
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