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昨日今日と拍手にコメントくださった方ありがとうございます!
励ましていただいて感涙です(ノД`)
そして、某掲示板の方にまた発見されたと思うとやっぱり嬉し恥ずかしw
相変わらずコメントいただくと勢いがつくので今回もssお届けいたします。
先週、今週ともに新しい王麦エッセンスが原作から得られなかったのでいつもの妄想で。
ベタな展開とか好きなんですよ。
いや、あんまベタじゃないかもしれないけど(汗)
自分の中でコムギはベッドとかじゃなくてたくさんのクッションの中で寝てます。
いやー、相手が蟻だし即席の巣?っぽい感じかなぁ?なーんて。
色とりどりのクッションに埋もれるコムギってかわいいし!!!(それが本音)
相変わらず見直していません。毎回ここは下書きと思っていただくといいかも。
それでは微妙なssどうぞ。
傲慢か、ただの小心者か、自己顕示欲が強いだけか。
コムギは対戦するとその駒運びから相手の内面を見ることが出来る。
(なんと純粋で、向上心のあるお方なんだろう)
それがコムギの王に対する印象だった。
彼の軍儀にはいやらしいところがない。
作戦として奇襲などはあってもねちっこい攻め、ただの嫌がらせのような時間稼ぎなどはまったくしてこなかった。
これまでの対戦相手には必ず、勝つためならどんな手も打つという意思が見えたし、実際勝負とはそうしたものだと思ってきた。
根本的に違うことがあるのはわかっている。
自分も含め、王者戦に出る者はなんらかの事情を抱えていることが多い。もっとも多いのは生活のために軍儀をやっているものだ。
衣食住がかかっているとなれば皆必死にならざるを得ない。それは仕方の無いことで責めるいわれもない。
それでも…。
(きっとこの方は違う)
駒が読み上げられる中、コムギの頭の中は王に対する称賛の思いが湧く。
きっと総帥様は一国の王でなく、自分たちと同じ立場にあろうともプライドをかけて真正面から打ってくるだろう。
もっと打っていたい。
もっとこの方のことを知りたい。
この時間がずっと続けばいいのに。
「詰みだ」
「はい」
もう連続して何局打ったか。
局を重ねる度に王は成長していく。強く、賢く。
こういう方こそがまさに王にふさわしいのだと、そしてそんな偉大な方の相手をできるということはなんて幸せなのだとコムギは思った。
「…少し休憩をいれよう」
「へっ、は、いえ、わダスはまだまだ打てます!」
「顔に疲れが出ている。余に従え」
「は、はい」
正直集中力が薄れてきている自覚もあったのでそれ以上言い募ることはしなかった。
軍儀盤の前から王が立ち去る気配がする。
「…はぁ」
(総帥様に気を使わせてスまうなんて、なんてワダスはダメなんだ)
気をかけてもらえることが嬉しい、そして申し訳ない。
これまで常に軍儀のことだけでいっぱいだった頭の中が、今では同じくらい王のことを考えていた。
どんなお姿なんだろう?お歳はいくつくらいなんだろう?
お名前は、なんというのだろう?
恐れ多くて自分から聞くことはできないけれど、想像して楽しむくらいは許されるだろうか。
自分に与えられた部屋に下がるとクッションの山に横になる。
(せめて夢の中でだけは…)
夢の中でだけは理想の自分で王と一緒に。
そう思いながらけだるい疲れに身を任せ、コムギは浅い眠りについた。
励ましていただいて感涙です(ノД`)
そして、某掲示板の方にまた発見されたと思うとやっぱり嬉し恥ずかしw
相変わらずコメントいただくと勢いがつくので今回もssお届けいたします。
先週、今週ともに新しい王麦エッセンスが原作から得られなかったのでいつもの妄想で。
ベタな展開とか好きなんですよ。
いや、あんまベタじゃないかもしれないけど(汗)
自分の中でコムギはベッドとかじゃなくてたくさんのクッションの中で寝てます。
いやー、相手が蟻だし即席の巣?っぽい感じかなぁ?なーんて。
色とりどりのクッションに埋もれるコムギってかわいいし!!!(それが本音)
相変わらず見直していません。毎回ここは下書きと思っていただくといいかも。
それでは微妙なssどうぞ。
傲慢か、ただの小心者か、自己顕示欲が強いだけか。
コムギは対戦するとその駒運びから相手の内面を見ることが出来る。
(なんと純粋で、向上心のあるお方なんだろう)
それがコムギの王に対する印象だった。
彼の軍儀にはいやらしいところがない。
作戦として奇襲などはあってもねちっこい攻め、ただの嫌がらせのような時間稼ぎなどはまったくしてこなかった。
これまでの対戦相手には必ず、勝つためならどんな手も打つという意思が見えたし、実際勝負とはそうしたものだと思ってきた。
根本的に違うことがあるのはわかっている。
自分も含め、王者戦に出る者はなんらかの事情を抱えていることが多い。もっとも多いのは生活のために軍儀をやっているものだ。
衣食住がかかっているとなれば皆必死にならざるを得ない。それは仕方の無いことで責めるいわれもない。
それでも…。
(きっとこの方は違う)
駒が読み上げられる中、コムギの頭の中は王に対する称賛の思いが湧く。
きっと総帥様は一国の王でなく、自分たちと同じ立場にあろうともプライドをかけて真正面から打ってくるだろう。
もっと打っていたい。
もっとこの方のことを知りたい。
この時間がずっと続けばいいのに。
「詰みだ」
「はい」
もう連続して何局打ったか。
局を重ねる度に王は成長していく。強く、賢く。
こういう方こそがまさに王にふさわしいのだと、そしてそんな偉大な方の相手をできるということはなんて幸せなのだとコムギは思った。
「…少し休憩をいれよう」
「へっ、は、いえ、わダスはまだまだ打てます!」
「顔に疲れが出ている。余に従え」
「は、はい」
正直集中力が薄れてきている自覚もあったのでそれ以上言い募ることはしなかった。
軍儀盤の前から王が立ち去る気配がする。
「…はぁ」
(総帥様に気を使わせてスまうなんて、なんてワダスはダメなんだ)
気をかけてもらえることが嬉しい、そして申し訳ない。
これまで常に軍儀のことだけでいっぱいだった頭の中が、今では同じくらい王のことを考えていた。
どんなお姿なんだろう?お歳はいくつくらいなんだろう?
お名前は、なんというのだろう?
恐れ多くて自分から聞くことはできないけれど、想像して楽しむくらいは許されるだろうか。
自分に与えられた部屋に下がるとクッションの山に横になる。
(せめて夢の中でだけは…)
夢の中でだけは理想の自分で王と一緒に。
そう思いながらけだるい疲れに身を任せ、コムギは浅い眠りについた。
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