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ねもい・・・。
今寝起きだったりします。
いやー、ちょっとチェックしに来たら嬉しいコメントもらってたので勢いで(ホントそればっか)書き途中だった王ムギss最後までやってきちゃいましたYO!
でもまだ脳みそきちんと稼動してないので文章とかつづり変かも。
いつものごとく、HPのUPするときに見直します。(爆)
さて、妄想バリバリ王ムギをどうぞ~。
家具などなにひとつ無く、ただ広いだけの部屋で彼女は布団代わりのクッションに埋もれるようにして眠っていた。
鼻が詰まっているからだろう、大きな口を開けて女性としては少々だらしない寝顔になっている。
王はその姿を立ったまま見下ろし眉を顰めた。
(まったく知性を感じられぬ)
これがいざ軍儀となると尋常ならぬ力を見せ付けてくるのだから不思議なものだ。
だが、いくら軍儀が強くともこれから作る自分の国では生き残ることは不可能だろう。
肉体の強さ、戦闘能力がものをいう世界。
今この城から一歩でも外に出せば、明日選定される多くの人間どもに紛れ残酷な死を迎えることになる。
自分の気配にまったく気づくことなくぐっすりと眠り続けるコムギの横に膝を突くと、王はその首に手をかけた。
今この手に少し力を入れるだけで喉がつぶれ骨が折れ、死に至る。
(なぜこうも無防備でいられるのか)
警戒心も無く、力も無ければ自然界では簡単に淘汰されてしまう。この程度の存在でなぜ生き残ってこれた?
誰か、守る者がいたのか…?
そのときピタリと寝息が止まった。
コムギが目を覚ましたのだ。
「…総帥様ですか?」
目が見えない分、そばに人が居る気配を察し、慌てて起きようとしたコムギは喉にある王の手に押し返されて動けず、もう一度名を呼んだ。
「総帥様?」
「そうだ」
今、お前に触れることが出来るのは余だけだ。
(違う、そうじゃない。余は何を考えているのだ)
「どうかなさったのですか?あの、離スでいただかないと軍儀ができません」
困ったようにコムギが言う。
もともと王も軍儀再開のためにコムギを起こしに来たのだった。
だが、その無防備な寝姿を見た途端別の思考が邪魔をした。
(くそっ、またか)
こうして時々、自分で制御のできぬ感情が行動を阻害する。
「許す、起きろ。続きをするぞ」
どうにか自制心を取り戻し手を離す。
ほっと息をついて起き上がったコムギは正座をし、姿勢を正すと深々と頭を下げた。
「あ、あの、見苦スい姿をお見せスてしまって申ス訳ないっす!」
コムギは自分が他人をどれだけ不快にさせる外見かを理解していた。
これまで家族にも、もちろん他人からも散々言われ続け、それはもう変えがたい事実として彼女の中に刷り込まれているのだ。
だから寝ているところを尊敬する王が見てしまったのかと思うとまさに顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「別によい」
見苦しくなどはなかった。
王は立ち上がるとそれ以上は語らず無言のまま背を向け部屋を出る。
すぐ後ろをコムギがなんとも気まずそうな表情でやはり無言でついてきた。
聞かずともわかる。またいろいろ余計な心配をして悩んでいるのだろう。
それを好ましいと感じながら、王は同時にそんなことを思う自分が不快でしかたなかった。
クッションに埋もれるコムギとちょっと考えすぎて自覚無いながらも嫉妬しちゃう王様が書きたかった。
ツンデレ王の嫉妬って愛しい。うふ。
同じコムギ板に住む同志に捧げましょう!
今寝起きだったりします。
いやー、ちょっとチェックしに来たら嬉しいコメントもらってたので勢いで(ホントそればっか)書き途中だった王ムギss最後までやってきちゃいましたYO!
でもまだ脳みそきちんと稼動してないので文章とかつづり変かも。
いつものごとく、HPのUPするときに見直します。(爆)
さて、妄想バリバリ王ムギをどうぞ~。
家具などなにひとつ無く、ただ広いだけの部屋で彼女は布団代わりのクッションに埋もれるようにして眠っていた。
鼻が詰まっているからだろう、大きな口を開けて女性としては少々だらしない寝顔になっている。
王はその姿を立ったまま見下ろし眉を顰めた。
(まったく知性を感じられぬ)
これがいざ軍儀となると尋常ならぬ力を見せ付けてくるのだから不思議なものだ。
だが、いくら軍儀が強くともこれから作る自分の国では生き残ることは不可能だろう。
肉体の強さ、戦闘能力がものをいう世界。
今この城から一歩でも外に出せば、明日選定される多くの人間どもに紛れ残酷な死を迎えることになる。
自分の気配にまったく気づくことなくぐっすりと眠り続けるコムギの横に膝を突くと、王はその首に手をかけた。
今この手に少し力を入れるだけで喉がつぶれ骨が折れ、死に至る。
(なぜこうも無防備でいられるのか)
警戒心も無く、力も無ければ自然界では簡単に淘汰されてしまう。この程度の存在でなぜ生き残ってこれた?
誰か、守る者がいたのか…?
そのときピタリと寝息が止まった。
コムギが目を覚ましたのだ。
「…総帥様ですか?」
目が見えない分、そばに人が居る気配を察し、慌てて起きようとしたコムギは喉にある王の手に押し返されて動けず、もう一度名を呼んだ。
「総帥様?」
「そうだ」
今、お前に触れることが出来るのは余だけだ。
(違う、そうじゃない。余は何を考えているのだ)
「どうかなさったのですか?あの、離スでいただかないと軍儀ができません」
困ったようにコムギが言う。
もともと王も軍儀再開のためにコムギを起こしに来たのだった。
だが、その無防備な寝姿を見た途端別の思考が邪魔をした。
(くそっ、またか)
こうして時々、自分で制御のできぬ感情が行動を阻害する。
「許す、起きろ。続きをするぞ」
どうにか自制心を取り戻し手を離す。
ほっと息をついて起き上がったコムギは正座をし、姿勢を正すと深々と頭を下げた。
「あ、あの、見苦スい姿をお見せスてしまって申ス訳ないっす!」
コムギは自分が他人をどれだけ不快にさせる外見かを理解していた。
これまで家族にも、もちろん他人からも散々言われ続け、それはもう変えがたい事実として彼女の中に刷り込まれているのだ。
だから寝ているところを尊敬する王が見てしまったのかと思うとまさに顔から火が出るほど恥ずかしかった。
「別によい」
見苦しくなどはなかった。
王は立ち上がるとそれ以上は語らず無言のまま背を向け部屋を出る。
すぐ後ろをコムギがなんとも気まずそうな表情でやはり無言でついてきた。
聞かずともわかる。またいろいろ余計な心配をして悩んでいるのだろう。
それを好ましいと感じながら、王は同時にそんなことを思う自分が不快でしかたなかった。
クッションに埋もれるコムギとちょっと考えすぎて自覚無いながらも嫉妬しちゃう王様が書きたかった。
ツンデレ王の嫉妬って愛しい。うふ。
同じコムギ板に住む同志に捧げましょう!
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